雛人形の飾り方

雛人形は早く仕舞わないと婚期が遅れるという根拠のない迷信がありますが、片付ける時期について知っては居ても飾る時期に迷われる方が多いようです。
雛飾りを早く仕舞わないとお嫁に行く遅れるというのは昭和初期頃に作られた迷信だと言われています。
特に決まりがあるという訳でも無いようですが縁起を担ぐ日本人の風習から友引や大安の日を選んで飾るのが良いとされています。 雛人形と言えば岩槻の小木人形

遅くても2週間位前には飾り付けをするのが望ましいと思います。余裕をもってお天気のいい日に飾りましょう。
一部では直に雨期になってしまうのでお人形のカビ対策とも、またダラダラと仕舞わないのは節句の意味がないとも言われています。
いずれにしても邪気を祓う大切な祭事なのできちんとしましょう。ということでしょうか・・・。
世のお父さん方、娘さんを嫁に出したくないからといって、雛飾りをいつまでも出していても効果はないようですよ。

また飾る場所についてですが、日差しが強く差し込む場所は色あせの原因となります。長期間保有するものなので出来るだけ風通しの良い場所が好ましいのではないでしょうか 。

雛飾りは宮中の結婚式をイメージしているということをご存知でしょうか?
お内裏様は天皇つまりは旦那さんで、お雛様は皇后つまりはお嫁さんです。下の段にいる人達は宮中に仕える女官だったり侍従だったり・・。そして小道具は嫁入り道具をイメージしています。お雛様は女の子自身で、その女の子の結婚式の宴の席をイメージしているのですね。

ひいな遊びとは?

ひいな遊びは平安朝の頃の人形遊びです。つまりは、かわいい人形遊びだったということです。
平安時代に貴族の子女が遊び事として行っていたという記録が残っていると言いますが、当時は儀式的なものではなく単に女の子の人形遊びでした。
現代のように儀式的な節句の女の子の守り人形となったのは、江戸時代になってから結びつけられたそうです。
しかし当初は身分の高い人たちだけが遊ぶという習慣だったようですね。
それがいまでは女の子が誕生したお祝いとして「雛祭り」をお祝いするようになったから不思議です。

上巳(じょうし)とは?

桃の節句、つまり雛祭りは別名上巳(じょうし)の節句とも言われ、五節句のひとつです。上巳は上旬の巳の日という意味を持ち、この日に古く中国では水辺で身を清めお祓いをする風習があったのが日本にも伝わってきたと言います。
人日は1月7日・上巳3月3日端午は5月5日・七夕は7月7日・重陽は9月9日、以上が五節句とされています。
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