皆さんのひな祭りストーリー
■雛子さん我が家の雛人形はお雛様とお内裏様のふたつだけの雛人形です。私が小学生の頃の話ですが、友だちの家の大きくて豪華な雛人形を見て、すごく羨ましくて羨ましくて何度もダダをこねたことがあります。なんで私の雛人形は小さいの!と母にわめき散らしていたことをよく覚えています。
だから毎年、小さな雛人形を飾っては不貞腐れているような感じでした。だからすごく楽しい思い出とかって無かったりします。
でも今はまったく違います。いまは娘ができて、娘のためにあの雛人形を飾っています。私のひな祭りに出していた雛人形を、私の娘のために飾るってなんか素敵ですよね。小さいときにあれだけ我がまま言っていた自分の分身に、我が娘がなることだと思いますが、頑なにあの雛人形を飾り続けて行きたいと思います。
■文子さん
私の家にはすごく大きな雛人形がありました。昔から飾っているものらしく、私の母も祖母も飾っていたのだそうです。だから少しだけ古めかしい感じはありました。
いつだか覚えていないんですが、雛人形の近くで弟と遊んでいると、いつものごとくケンカになったんです。そのケンカがえすかれして、物を投げたり髪を引っ張ったりの取っ組み合いになりました。すると私はおもむろに、近くに飾ってある雛人形を掴んで弟に投げつけたんです。弟も雛人形を掴んで大騒ぎになりました。
数分後に母親がとんで来ましたが、ボロボロになった雛人形を見た母は、ケンカに対してではなく雛人形を壊したことに大激怒でした。平手打ちでパチンとくらいました。弟も平手打ちでパチンとくらいました。ウギャアと泣き叫ぶ私たちをしり目に、母は雛人形を大事に箱へ仕舞いました。
そのときは母に怒られたことでいっぱいでただただ泣くばかりでしたけど、あとあと後悔することになりました。
翌年のひな祭りのときに、毎年の同じ雛人形が出されたのですが、ピカピカになった雛人形がそこにはありました。そのとき弟とのケンカでボロボロにしたことを思い出しました。母はボロボロになった雛人形を修理に出したわけです。子供ながらにとてつもなくいたたまれない気持ちになりました。
それから数十年、私はいま娘のひな祭りのためにその雛人形を飾っています。私の娘のために大切にして、受け継いであげたいと思います。
■時子さん
時が経つと昔のことは忘れてしまいますよね。昔々に私が小さいころのひな祭りを思い出しました。今年は私の長女のはじめてのひな祭りなんです。旦那とお雛様どうする?なんて話していたのですが、私の母からたまたま電話があり私が小さいころに飾っていた雛人形を送ると言うのです。
正直、まったくピンとこなかったのですがラッキーという気持ちで送ってもらいました。届いて開けてみると、それはそれは驚きました。小さな頃の思い出が続々と蘇るんですね。お内裏様の首をスポーンと取ってしまったとか、飾りの雛あられを食べてしまったとか、小さなことですが色々と思い出しました。
娘も同じように忘れてしまうかもしれないですが、それはそれでまたいつか思い出すときまで・・・。娘が大きくなるまで大事にしたいと思いました。
■頼子さん
長女は9才、次女は7才、育ち盛りのふたりは毎日大騒ぎです。特にひな祭りのときの彼女たちは嵐です。やっぱり女の子なので、お人形遊びが大好きですから、そういう用途ではないのにも関わらず、雛人形をおもちゃにしてしまうんですよ。我が家の雛人形は特に小さいので、なんとか人形とかと同じような扱いをされてしまいます。
さすがに長女はお人形遊びをしてもすぐ飽きて違う遊びをし出しますが、次女はお人形遊び真っ盛りですから言っても聞きません。
そのうち雛人形がボロボロになってしまうのではないかと不安ですよ。あと1、2年したら修理?に出してキレイにしてもらいたおなと思っているところです。ずっと何代にも渡って飾ってほしいですからね。
■圭子さん
私の家では雛人形を飾る習慣がありませんでした。雛人形を飾る風習ももちろん知っていましたし、友達の家では何度も見たことがありました。
我が家にはないからって決して悲観に思ったことはありませんが、少しだけ羨ましい気持ちはありましたね。
でもその代わりなのか、我が家のひな祭りのときはすごく豪華な食事でした。家で食べるときはちらし寿司とケーキにチキンにその他諸々、外で食べるときはホテルの上階のレストランでした。
いま考えると、なんでうちには雛人形がなかったのかなーと思います。
そして私、来年には赤ちゃんが生まれます。もう女の子と分かっているので、今回雛人形のことを思い出したんです。きっと生まれてすぐにひな祭りというタイミングですが、雛人形を飾って赤ちゃんにとって初めてのひな祭りをお祝いしてあげたいと思います。
■美代子さん
この秋、長男に娘が誕生します。我が家は男ばかりの3人兄弟で、毎日騒がしくいつも誰かしらが叫んで、誰かしらが喚いて、誰かしらが泣いているような日々でした。
男の子の行事というのは女の子に比べて少ないですよね。この3人に更に女の子がいたらと思うと・・・という気持ちですが、それなりに行事は行いました。
男の子なので五月人形の兜飾りも飾ったりしましたね。鯉のぼりもそうです。
ですが今回、息子に娘が産まれるとあって、私たちから雛人形を贈ろうかと考えています。私が小さなころにあった雛人形はもうどこに行ったか知れませんし、男、男、男と続いた輪が家系から女の子が誕生するというのは、私にとっても主人にとっても大変喜ばしいことなので、この際お祝いも兼ねて贈ろうということになりました。
主人と人形のまちと呼ばれている岩槻へ出掛け、数軒のお店を見て回りました。そのうちの小木人形さんというところで購入させていただきました。数軒見て分かったことですが、雛人形の選び方というのはなかなか専門的で難しいことです。小木人形さんにお話を詳しく聞きまして、選び方を教わりました。数軒回ったこともあり、3時間も掛かりました。でもその分、とても素晴らしい雛人形を選ぶことができたと思っております。
これから息子に連絡して買ったことを伝えるのですが、楽しみです。
■舞子さん
先日息子夫婦の長女が誕生し、昨日岩槻へ行ってきました。岩槻って人形のまちとして有名で雛人形や五月人形の専門のお店が凄く多いのです。それをご近所さんに聞きまして、車で1時間かけて主人と息子の嫁と行ってきました。
初めての雛人形選びでわからないことばかりだったのですが、人形屋さんの方が詳しく教えてくれて安心しました。結構奮発して大きなものを購入しようと考えていたのですが、その大きいものでもたくさんありますので迷いますから、知識のある方に頼らないとあれば選びきれないのだと思います。
嫁の希望も聞きつつ、将来的には娘に、そして娘のまた娘へと受け継いでいくこととなるはずなので、良いものを選びたいですよね。誕生した娘にお披露目するのが楽しみでなりません。
■舞子さん
先日息子夫婦の長女が誕生し、昨日岩槻へ行ってきました。岩槻って人形のまちとして有名で雛人形や五月人形の専門のお店が凄く多いのです。それをご近所さんに聞きまして、車で1時間かけて主人と息子の嫁と行ってきました。
初めての雛人形選びでわからないことばかりだったのですが、人形屋さんの方が詳しく教えてくれて安心しました。結構奮発して大きなものを購入しようと考えていたのですが、その大きいものでもたくさんありますので迷いますから、知識のある方に頼らないとあれば選びきれないのだと思います。
嫁の希望も聞きつつ、将来的には娘に、そして娘のまた娘へと受け継いでいくこととなるはずなので、良いものを選びたいですよね。誕生した娘にお披露目するのが楽しみでなりません。
■弘子さん
私の母から譲ってもらった雛人形が壊れてしまいました。壊れてしまったというのは、雛人形の顔の一部が変色してしまい、きっとカビが生えてしまったようでした。そして雛人形の首も取れてしまい、冠も外れてしまうという始末でした。
数十年前に母が両親に買ってもらったものですので、私の代でもきちんと保存して次の世代へ渡したいと考えているものなのでとてもショックでした。発見してすぐに雛人形屋さんを調べまして修理してもらうことになりました。こんなことを言うのもなんですが、雛人形って高価なものですので、修理にも結構費用がかかりました。職人が作るものですからそれなりの技術を持って修理することになりますからね。
生憎、母が両親に買ってもらった雛人形のお店というのは、母の実家付近のため、そこまで送って修理をというと費用もかさみます。なので、近くの人形を修理してくれるところに頼みました。お店の方も言っていましたが、やはり購入したところで修理するのが一番だと。
私もいずれは娘に譲っていきたいと考えていますので、今度こそ大切に保管していきたいと思います。
■早苗さん
昨日は朝から子どもたちがケンカし出してバタバタしていました。主人は早くから会議で資料もまだ未完成だから早く出ると言ってそそくさと出勤していきました。昨晩飲んで帰ってきたのに、資料作ってから飲みなさいよとから思いましたけど。
グズる子どもを幼稚園に送って、そのまま近くの主人の実家へ向かいました。今日はお義母さんと雛人形を見に行く予定でした。お義母さんがどうしてもステキな雛人形を孫にと言うもので、今日行くこととなりました。
既に小さいながらも立派な雛人形があるのに、なぜかお義父さんが新しいのを孫に買ってあげたいらしく、それを聞いているうちにお義母さんもつられてきちゃったのだそうです。
こちらとしてはとても有難く、嬉しいことなのですが、あまりおばあちゃんやおじいちゃんからの贈り物は子どもに知られたくないものです。でもさすがに雛人形は分かっちゃうだろうなと思いつつ、お義母さん目当ての雛人形を、購入しました。
来月届く予定ですが、それまで子どもたちへの作戦を練らねばです。
■歩美さん
我が娘は今年2歳になります。去年、1歳の誕生日を迎えるときはちょっとした諸事情があり、雛人形がないひな祭りとなってしまいました。
そこで今年は私の父が雛人形がないのではかわいそうだと、雛人形を買ってくれることになりました。私の父はいわゆる頑固おやじという感じで、見た目も頑固者オーラ出まくっていますが、どこも一緒ですよね、孫にはそんな表情を見せたことはありません。いつ何時でもデレデレした顔をしています。
その父が雛人形を買うと言ったらそれはそれでブレーキは効くわけがなく。あれよあれよと連れていかれ、娘も訳がわからないまま岩槻へ連れいかれ、雛人形を買いました。
最初はどうなることと思いましたが、なかなかステキな雛人形で嬉しいですね。